タロットセラピストが見る日常

タロットセラピーの活動をするインディゴエイジ・アレクサンドロ原田の気付きと学び。キーワードは「自分で考える」「他人のせいにしない」。

主宰者よもやま話

嬉しい感想をいただきました

お陰様でナレッジサーブにて開講しております講座は人気講座として沢山の皆さまに支えられております。先日受講者さんから嬉しい感想(受講者レビュー)をいただきました。

すなわち「講座の訓練の賜物でしょうか、物や人を観察することが身についてきたようです。」とのことでした。このように身につけたことを日常的なことにも応用していただけるのは嬉しいです。講座ではこのことを特段強く教えたわけではありませんでしたが、自ら気付いてくれたその意識の高さには敬意を払うべきでしょう。(さらに沢山の受講者レビューがナレッジサーブのページにて公開されております。)

確かにタロットの絵を見る訓練をしていると、生活の中で目に映るものの見方も変わってきます。見た目はこうだけれど、実際はどうなんだろうか?とその本質を探ろうとしたり、何気ない現象にも何かのメッセージだろうか?と感じたり。

これからの時代いろんなものが不安定になっていくと思いますが、生き延びるのに大切なのは「自分で考える」「人のせいにしない」ことではないでしょうか。そのためにも「物や人を観察することを身につける」ということはとても重要であると考えております。

設営・撤収もワークショップの一部になります

ワークショップの前にはまず部屋を空けてイスやテーブルを並べなおしたり備品を借りたりする設営、そして終了時には会場の現状復帰や忘れ物の点検などをする撤収が不可欠です。もちろん主催者の仕事ですが、どうしても時間や人手が足りない時があります。

そんな時はどうすれば良いでしょうか?答えは「参加者有志に手伝ってもらう」です。

多くの人は喜んで設営や撤収に参加してくれます。やはり人間には役立ちたいとか何らかの役割が欲しいという欲求があるからでしょうか。特にワークショップの場合、セミナーと違って参加型で、実際に手足を動かすために参加しているという事情もあると思います。もしかしたら、設営や撤収もワークショップの一部だと割り切っている人も居るのではないでしょうか。参加者に手伝ってもらうというのは、参加することへの意欲や欲求そのものを刺激することになりますから、多くの場合プラスに働きます。

とはいえ、全ての参加者が設営や撤収にも参加することを望んでいるわけではないでしょうから、あくまでも自主性に任せて有志を募るべきでしょう。そして設営や撤収といった裏方の仕事は基本的に主催者の仕事であり、手伝ってくれる人がいたらラッキーくらいの気持ちで臨むので丁度良いです。

自己紹介より他己紹介

他己紹介が注目されています。企業の研修でも盛んに取り入れられているようです。私が主催する講座やワークショップも「インタビュー&他己紹介ゲーム」でスタートします。他己紹介を取り入れる理由とメリットをご紹介いたします。

多くの交流会やワークショップ等の出だしには自己紹介が行われることが多いです。「はじめまして」も多いのだからそういう流れに疑問を持つ人も殆ど居ないと思います。とはいえ自己紹介も貴重な時間を割いて行われるのは確かです。私も多くのイベントに参加して自己紹介してきましたが、果たして自己紹介の時間を設けることにどれだけの価値があるのだろうかと考えました。

みんなで順番に自己紹介を回していきますが、他の人が喋ったことってたいてい覚えていないんですよね。声がボソボソだと聞き取ることすら出来ません。

それでもテキパキ進む自己紹介はまだ良いです。最悪なのは自己紹介を独演会の時間だと思っている人が居ることです。身の上話とか知識自慢とか、自分のことを延々を喋り続ける方です。そのような時間が必要なこともありますが、少なくとも自己紹介の時に行うべきではありません。

知人が参加したとある勉強会では、驚くべきことに4人の自己紹介に60分もかかったそうです。これは極端な例ですが、こんな時こそ主催者の仕切りの良し悪しが問われるものです。

そこで私はあえて自己紹介ではなく、代わりに「他己紹介」を行うようにしました。これは自分ではなく隣の人を紹介する方式で、通常の自己紹介の抱える問題を解決し、そして交流会やワークショップの意義ある実習項目になってくれるものです。

「他己紹介」をやっている主催者は沢山おり、いろいろなやり方があると思いますが、ここでは小生が行っている方法を紹介します。

  1. 参加者同士ペアを作る。なるべく初対面同士が組むように主催者が調整する。参加者が奇数の場合は主催者やアシスタントが1名入って偶数にする。
  2. ペアでじゃんけん等をして、どちらが先に「紹介する側」「紹介される側」なるか配役を決める。
  3. 紹介する情報を収集する為にインタビューを行う時間を設ける。このため「インタビュー&他己紹介ゲーム」と称することもある。インタビュー時間は短く設定する。小生は1分に設定。主催者は時計やタイマーで時間管理し、「始め!」「やめ!」の号令をかける。
  4. 順番に他己紹介を行う。途中までしかインタビューできず、紹介が尻切れトンボになる人が多いと思うので「今インタビューできた範囲で構いませんので紹介をお願いします。」という前置きをしておくと良い。
  5. インタビューされた側(紹介される側)の人は声を出してはいけない。補足したい衝動にかられてもガマン。
  6. 配役を入れ替えて、改めてインタビューと他己紹介を行う。
  7. お疲れ様でした。

ただの紹介のはずが、このような形式にすることで質問力やコミュニケーション能力を養う実習になります。

インタビューする側は「短い時間でいかに効率よく情報を収集するかの練習」になり、インタビューされる側は「いかに効率よく情報を伝えるかの練習」になります。即ち情報の整理とか優先順位付けとか必要な情報の選定とか、といったスキルがモノを言います。だからこそ制限時間をあえて1分だけにしているのです。制限時間があるということは、独演会状態で延々喋り続けることが出来なくなる、ということです。

またインタビューが始まると部屋が急ににぎやかになります。これにより開始前に参加者がしーんと黙っていて空気が重たくなっていた場合でも、そこに起爆剤を与えることができ、あとのワークが進みやすくなります。そして何よりも嬉しいのは「もりあがる」ということです。

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カップ9
 カップ8 皆でコミュニケーションを深めることは喜びの分かち合いにも繋がります。

研修を成功させるには

研修に参加しました。といっても私は教える側です。4月度から入社した人々にパソコンやネットワークの基礎知識に関する科目が私の担当です。私のモットーは「いかに楽しく盛り上げるか?」です。だって楽しくないことやるの嫌でしょ?で楽しく盛り上げる簡単かつ確実な方法はワークショップにしちゃうことです。

手を動かして意見をシェアしたり。ネットワーク知識なんて一方的に喋る座学になりがちですが、工夫すればどうにでもなります。例えばセキュリティシステムについても、いきなり答え言わずに「なぜこのようなものを導入するのだろう?」とディスカッションさせるわけです。自分で一度は考えてみる時間を作ることで理解が深まることはもとより、みんながいっせいに喋りだすとそれだけで静まり返った部屋が明るくなります。

パキパキに緊張している新卒は気持ちがほぐれることでしょう。
さらに欲を言うとインタビュー&他己紹介で始めたかったのですがね(^^;)。

その後、新入社員研修所感文が私のところにも回ってきて講師コメント欄を(手書きで)書いて欲しいといわれました。一人ひとりどんな受講者だったか思い出して最適なメッセージを下ろしました。


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