タロットセラピストが見る日常

タロットセラピーの活動をするインディゴエイジ・アレクサンドロ原田の気付きと学び。キーワードは「自分で考える」「他人のせいにしない」。

旅行・お出かけ・美味しいもの

イルミネーションに人が集まるのはなぜか

今年も各地でイルミネーションが灯される季節となりました。私もカレッタ汐留のイルミネーションに足を運びました。「癒しの森」をテーマにしたイルミネーションショー「Blue Forest」と銘打って真っ青な光の世界がそこにありました。
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人工的なLEDだと分かっているはずなのに、思わず見入って吸いこまれそうになり、「息をのむ美しさ」という形容詞が浮かばざるを得ませんでした。
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この日も平日にも関わらず沢山の人でにぎわっていました。そもそもなぜイルミネーションに人が集まるのでしょうか?それはイルミネーションが暗い夜に行われること、そして暗闇にともる灯りに夢や希望を重ね合わせる人間の本能があるからではないでしょうか。

「希望の光」という慣用句があります。周りが良く見えない暗闇はどうしても不安になるものです。そこに一灯の光があるのを見付けた時のことを想像してみると、なんともいえない気持ちになることが分かると思います。

東北地方では3・11の影響でイルミネーションの開催が危ぶまれた所が沢山ありました。器具が津波で破損した、不謹慎である、など理由は様々でした。しかし街路樹一本でも開催しようと立ち上がった人達も居ました。そして例年程の規模ではないにしても開催にこぎつけた所もありました。仙台の光のページェント、福島駅前商店街等は新聞記事にもなりました。復興の希望の光につなげたいというコメントが印象的でした。

雇用、少子高齢化、TPP、年金、などなど不安要素が何かと多い昨今。なおのこと心に希望を求めている人達が増えていることは容易に想像出来ます。イルミネーションは今年も人が沢山集まりそうです。なによりも見るだけならお金がかからないこともありますし、懐具合がさびしくてもロマンチックなデートが出来るという方も居るのではと思います。

関連するタロットカードの意味解釈
09.隠者
隠者 彼が持つランプはまさに暗闇の中に自分が進むべき道を示してくれる灯です。

鞍馬山の教え

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鞍馬山とは臼井先生が断食修行の末に霊氣療法に開眼したパワースポットとして名高い場所です。自然豊かな山寺で休日となると沢山の観光客が訪れます。スピリチュアルブームにのって、ヒーリングとかエネルギーワークとかに興味のある人の参拝も増えているようです。

4月下旬に大阪でワークショップを開催した時、午前中に鞍馬寺を参拝しました。この日は雨のため、沢になっていた山道もありました。そして、いつも朝から賑わう境内も、天気ゆえに御縁のある人しか来ていないようでした。

そんな鞍馬の奥の院でいつも気に留めている看板があります。

良識ある行為こそが、正しい信仰の第一歩です。迷信にとらわれたり非常識な行をしたりして実を亡さぬよう、ご注意ください。

何年も前からありますが、撤去される様子が無いということはそのような人が依然としていらっしゃるということなのでしょうか。
いろんなものが台頭して、そして不安定な時代だからこそ、地に足をつけることが大事ってこと、改めて考えさせられました。

新年の弥彦神社での歓迎

あけましておめでとうございます。
今年の元日もJR東日本の正月パスを利用して新潟県の弥彦神社を参拝しました。早朝のあさま501号で出発し、直江津経由で車窓を楽しみながら弥彦入りするコースです。初日の出をしっかり拝めましたし、今年は列車の目だった遅れも無く、順調に現地入りすることができました。

最初に本殿にお参り。参道で並んで待って、本殿で御挨拶、御札を授かり、絵馬を奉納したら、殆どの人はここでおしまいにするようですが、実はここからが本番。弥彦神社の本当の御神体は裏山である弥彦山にいらっしゃいます。そこで弥彦山頂の奥の宮へ御挨拶に行きます。ロープウエイがあるといっても山頂は立派な雪山、大陸からの北風がダイレクトに吹きつけるので参拝には覚悟が必要です。

今回、山頂付近はずっと雲に隠れていて景色は期待薄に思えました。でも目的は奥の宮参拝、ロープウエイ乗り場で景色が悪いと言われても行くつもりでした。
弥彦神社奥の宮

そうしたらなんと・・・私が山頂に到着したらちょうど雲がどいてくれたのです。日本海、そして佐渡島も良く見えました。雪道を歩いて奥の宮を目指します。すると雲の間から太陽の光が柱のように降り注いでいるのが見えたり、くもの形が獅子舞になったり、まるで歓迎されているかのような状態でした。
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奥の宮の近くに雪原にススキが生えている所がありまして、海の風景を眺めつつ今年の抱負や決意などを(周りに誰も居なかったので)声に出してみました。すると今まで無風だったのに急に風がわっと吹いてきてススキがざわざわ動き出しました。まるで神様に「言ったからにはちゃんとやりなさいよ」と言われたような感じでした。不思議なことって起こるんだなあって、改めて思いました。
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獅子舞の直前、一眼レフカメラのバッテリーが山頂で予備も含めて急にダウン、代替にカメラ付ケータイで撮らざるを得なかったので画質がイマイチですが、雰囲気は分かってもらえるかと思います。

新潟県に何の身寄りも無いのに、一回目は単に越後線と弥彦線に乗ってみようというだけの理由で(正月パスで)参拝したにも関わらず、5年連続で参拝できているということは、大変なご縁なのだと思います。

なにはともあれ、今年もよろしくお願いいたします。

えっ?石焼ビビンバって日本起源の韓国料理だったんですね。

洋食やエスニックなど外国の文化の料理だと思って食べているものの中には、実は日本起源であることを知らずに食べているものもあります。そんな記事がGooランキングにありました。

確かにカツカレーあたりはインド料理店には無いから日本生まれなんだろうなとは思っていましたし、ハヤシライスは日本人が考案したというお話を以前聞いたことがあったので知っておりました。

さて、「石焼ビビンバ」、私は本場韓国の代表的な料理だとずっと思っていたのですが、実は日本起源らしいのです。「えっ」と思いましたが。では東京新大久保のコリアンタウンで食べたあの石焼ビビンバは何だったのだろうかと・・・。とはいえ、日本から逆輸入された料理もあるとのことですし、韓国人が経営するお店だったので美味しくいただくのが良いですね。

【追記】2008年12月15日
石焼ビビンバの起源を調べてみましたら、日本にある韓国料理屋で考案されたのだそうです。引用元記事

日本の大阪府所在の韓国料理店において、1970年ごろに発案され供された創作料理である。 岩から切り出した専用容器を高温で加熱してから材料を入れて供するもので、熱々のまま食べられることと、おこげの香ばしさが喜ばれて人気となり「石焼ビビンバ」として広く知られるようになった。

なお、ビビンバそのものは韓国生まれの韓国料理です。

その後、韓国にも逆輸入され、 「トルソッ(石釜)ビビンバ」(돌솥 비빔밥)と呼ばれるようになった。現在の韓国においては、無煙ロースターとともに、逆輸入の韓国料理食法として完全に定着している。なお、大衆的な食堂では石の器の代りにアルマイト等の小鍋を用いた「鍋焼きビビンバ」(냄비비빔밥ネンビビビンパ)が石焼きビビンバより廉価で提供されているところもある。

どうやら日本生まれなだけでなく、今や本場韓国でも親しまれるようになっているようです。最近円高ウォン安で韓国旅行する日本人が増えているそうですが、経緯を知らずに「やっぱり本場の石焼ビビンバは美味しい!」なんて言ったら笑われちゃうかもしれませんから、注意したいですね。
【追記ここまで】

そしてランキングには「スパゲティナポリタン」も入っていました。あれ?小生がイタリアのナポリに言った時に確かにトマトソースで味付けしたスパゲティが出てきたんだけれどなあ・・・。解説文を読みますと、日本のスパゲティナポリタンはケチャップで味付けしているのだそうです。イタリアのナポリで食べたのはあくまでもトマトソースであって、ケチャップでは無かったですね。日頃苦手ゆえに率先してスパゲティナポリタンを食べることは無いだけに、こちらも驚きの記事でした。

ついでにランキングしていたオムライスとかドリア、冷静に考えるとこれらはご飯を多量に使うメニューです。パンより米を良く食べる日本人ならではの発想なのかもしれないですね。

Gooランキングより引用
実は知らなかった、日本が起源らしい洋食ランキング
  1. オムライス
  2. 冷やし中華
  3. スパゲティナポリタン
  4. カツカレー
  5. ハヤシライス
  6. 天津飯
  7. 石焼きビビンバ
  8. トルコライス
  9. アイスコーヒー
  10. 栗をのせたモンブランケーキ
  11. ドリア
  12. ジンギスカン
  13. バイキング   
  14. ショートケーキ(イチゴのショートケーキ)
  15. エビフライ
  16. チキン南蛮
  17. プリンアラモード
  18. フォーチュン・クッキー
  19. ミル・クレープ
  20. カステラ

「絶望」とはいかなるパスタなのか

カフェ ラ・ボエム(cafe La Boheme)というお洒落なイタリアンレストランには絶望という名前のメニューがあります。メニューを眺めていて驚かない人は居ないでしょう。いったいどんなパスタなのでしょうか?

絶望先日のタロットセミナーのランチタイムに勇気ある参加者さんが注文しました。見た瞬間に失意体前屈(orz)になるような代物なのでしょうか?そしてやってきました。

見た目は・・・・いたって普通。ミートソースにも見えなくも無い。ハバネロの塊が入っているといった罰ゲーム的要素もないようです。画像は実際に注文した参加者さんから拝借いたしました。

いったいどこら辺が絶望なのでしょうか?


店員さんに尋ねてみたら意外な答えが返ってきました。細かく刻んだ野菜が沢山入っているのですが、その刻む作業がなかなか終わらず料理人は絶望的になるというのが由来なのだそうです。

どうやらお客さんを絶望させるようなものではないということは分かりました。それにしても厨房で暗号の如く呼んでいた名称がそのままダイニングに出てきてしまったということなのでしょうね。勇気ある方は(別に勇気なんか要らないけれど)ぜひ食べてみてくださいね。


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