タロットセラピストが見る日常

タロットセラピーの活動をするインディゴエイジ・アレクサンドロ原田の気付きと学び。キーワードは「自分で考える」「他人のせいにしない」。

人間関係を良くする

年賀状に「新年明けましておめでとうございます」と書いてはいけない

新年の恒例行事であります年賀状にもお作法やしきたりがあります。特に新年の挨拶表現には注意したいものです。「新年明けましておめでとうございます」は誤りです。なぜならば「明けまして」とは「新しい年になる」という意味があるからです。すなわち頭痛が痛いのような重複表現です。ですから「新年おめでとうございます」または「明けましておめでとうございます」が正しい表現となります。

そして会社の上司等目上の人に送付する場合、「慶春」とか「迎春」とか2文字の賀詞は失礼に当たる可能性があります。2文字の賀詞は目上の人には不適切であるとされているからです。「謹賀新年」は4文字ですので大丈夫です。

そして「旧年中はお世話になりました」などの挨拶を添える方も多いと思いますが、ここで「去年」という語は使うべきではありません。なぜならば「去」という文字は忌み言葉とされていて、新年のおめでたい時には相応しくないのだそうです。

お作法やしきたりは面倒かもしれませんが、きちんと出来るようになりますと教養のある人として一目置かれるようになるなど良いこともありますので、この機会に学んでおくのも良いでしょう。

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05.法王
法王 伝統的な事柄を学ぶことの大切さを示唆します。

自分さえ良ければという人たちが出会うとどうなるか

先週末は上高地から穂高連峰に登山しておりました。
登山というものは危険と隣り合わせで、日常的に普通に出来ることにも不自由する環境ですから、知らない人でも登山者同士の助け合いが大前提です。

そしてその復路、新宿行きの高速バスにて移動する時、私はそれとは真逆の現象を目の当たりにして驚愕致しました。

1000円高速の影響か、やはり大月〜小仏トンネルでしっかり渋滞しておりました。休憩場所として予定されていた談合坂サービスエリアはその渋滞の真っただ中。それを反映してか、サービスエリアのレストランもフードコーナーもまた渋滞(行列)しておりました。

そして、フードコーナーの建物の真ん中には椅子とテーブルが沢山あります。高速道路のサービスエリアを利用する方ならおわかりかと思います。

そこでの席取りもまた壮絶なものがあります。
空いたすきにさっと入り込むのはよくある話ですし、自由席ゆえにそれくらいのすばしっこさも必要かと思います。


ところが今日は信じられないものを見てしまいました。

ちょうど空いたテーブルにあるグループがこれ幸いと座ろうとしました。
そうしたら、別の家族連れが物凄い剣幕で
「ちょっと!、そこは私達が取っているのよ!」
と言い放ちました。

なんとも凄まじいと言いますか。
もっともこれくらいはある意味よくある話。
信じられなかったのはここから。

なんと「取っているのよ」が二重構造になっていました。
さらに別の親子連れグループが
「そこ、私達が取っているのよ!」
と。

もうここまで来ると、笑っちゃうしかないですね。
さらにその二重構造の勝者に見事輝いた方、コップは一人一個と書かれているはずの無料給茶機でコップを何個も取っていました。

なんといいますか。
自分さえ良ければそれで良いのでしょうか?

そして今回の現象は「自分さえよければ」という人たちがぶつかり合ったことになります。お互いが自分の都合しか考えていませんから、到底譲ることは考えられません。そうなりましたら声の大きな人の勝ち、パワーゲームです。

知らない人同士でも相互扶助が大前提の登山から戻ってきたばかりなだけに、ショックといいますか、悲しいといいますか・・・。

バーでの禁句とは何か?

バーとは、ここではお酒を楽しむ大人の空間のことを指します。小生は下戸で滅多に足を運ばないものの、セミナー等で地方へ遠征した時は夜にホテルのバーへ雰囲気を味わいに行くのが楽しみの一つとなっています。

ところでバーにもお作法があり、これを言ったらバーテンダーに嫌われるという禁句があります。それは「おすすめは何ですか?」です。

その話を初めて聞いた時「えっ!」と思いましたが、その理由を知ったら確かにその通りだなと納得できました。もし自分がバーテンダーの立場だったら、生まれて初めてお会いした方におすすめを聞かれても好き嫌いも分からず、何をすすめればいいか全く見当が付きません。

それにバーとは大人の空間。大人ならば自分のことは責任をもって自分で決めるべし、というのもあるのでしょう。お酒に詳しくなくても、せめて自分の好みや好き嫌いを伝えたいものです。あるいは素直にメニューを見せてもらってそこから選んでも良いのです。

「おすすめは何ですか?」という台詞はバーテンダーを信頼しているからこそだと思っていましたが、実は自分の欲しいものを自分で決める責任を転化しているだけなのかなと感じました。自分のことは自分で決めて、その結果にも責任をとる、それが大人なんです。

ちなみに小生はメニューを見て心引かれる名前のカクテルを注文することが多いです。おすすめを聞いたことは一度もありません。なぜならばトマトが苦手なのにレッドアイ(ビールとトマトジュースのカクテル)をすすめられたら困りますので(笑)。

関連するタロットカードの意味解釈:皇帝
自分のことは自分で責任をもって自分で決められる人物。
04.皇帝


中身があるというのはどんな人なのだろう?

空のドラム缶を叩くとグワーン!と賑やかで大きな音がします。でも石油がぎっちり詰まったドラム缶を叩いてもコッという小さな音しかしません。

自分のことばかり立て板に水の如くしゃべる人が居ますが、相槌を打つ暇もない位ひたすらしゃべり続けることが出来るということは、一見膨大な情報を持っているように思いますが、実際はどうなんでしょうか?

ちなみにドラム缶のお話は私のオリジナルではなく、以前人から聞いたお話(の受け売り)です。自分がしゃべる時間を、聞く時間に振り向けると色々得られて楽しくなると思います。

カップキング関連するタロットカードの意味解釈:カップキング

どっしり構えて聞き役に回る寛大さは重要です。でも聞くと流されるは違うのでよく区別しましょう。


たたくのは時間が止まってる人間・・・星野監督

北京五輪で惜しくもメダルに届かなかった星野ジャパン、帰国後会見では悔しさをにじませていました。そんな星野ジャパンをメディアから一般人まで沢山の人がここぞとばかり叩いているようです。ファンや国民の大きな期待を裏切ったゆえにある程度は致し方ないののかもしれません。しかしながら監督の台詞にははっとするものがありました。

「日本はすぐにたたきにかかる。そんなことをしたら若い人が夢を語れなくなる。たたくのは時間が止まってる人間だろう」

言われてみればそうですね。叩くというのは、叩く暇があるということです。もし自分自身が何かの夢や目標を持ってそれに向かって日々努力しているならば、他人を叩く暇なんか無いはずです。もし暇はあっても、そこまでのプロセスを評価したり反面教師にしたり、見る目が違うと思うのです。ましてやっかみや漫然とした不満の捌け口を探して、たまたま目に付いた目だった人物を叩いたり批判したりしても何も生産的では無いですね。少なくともネットの掲示板で生卵を投げつけようという書き込みをするのは違うと思います。

「たたくのは時間が止まってる人間」というフレーズ、奥が深いです。そして私自身の時間は果たして進んでいるだろうかと、今一度考え直してみようと思いました。貴方の時間は進んでいますか?止まっていますか?
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