読売新聞の記事に興味深い内容がありました。家を手放して楽器を買ったというお話も枚挙に暇がない、バイオリンの名器「ストラディバリウス」などが、現代のバイオリンと大差ないと判断した演奏者達の話題です。

記事によりますと、仏パリ大学の研究者たちは2010年、米インディアナ州で開かれた国際コンテストに集まった21人のバイオリニストに協力してもらって実験をしました。楽器が良く見えないような状態で、名器のストラディバリウスから現代の安いバイオリンなど計6丁を演奏してもらって。どれが一番いい音か尋ねるという実験です。

結果、 安い現代のバイオリンの方が評価が高く、ストラディバリウスなどはむしろ評価が低かったそうです。研究チームは、「今後は、ストラディバリウスの秘密を探るより、演奏者が楽器をどう評価しているかの研究に集中した方が得策」と、名器の歴史や値段が聞き手の心理に影響している可能性があると結論付けました。

このように社会の評判とか権威とか周辺情報に惑わされて良いものだと思いこんでしまう現象を、心理学では「ハロー効果」と言います。ハローは英語の挨拶ではなく、後光が差している状態の意味です。日常生活でもその人物を良く知らないにも関わらず、一流大学を卒業しているというだけで大物だと思いこんだり、逆に低学歴というだけで人物そのものを低評価したりなど、ハロー効果は無意識のうちに体験しています。ブランド品を欲しく鳴るのも、ハロー効果の一つです。

そして、人間はいかに対象物そのものを見ず、周辺情報による決めつけや思いこみで判断しているかということです。今回はバイオリンも例外では無かったことが証明されました。

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悪魔 人間はいかに思いこみの呪縛から逃れられないでいるか、ということです。

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