世間はクリスマス一色で街を歩いているとジングルベルの曲が聞こえてきます。日本語版のサビの歌詞「ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る」は良く知られています。しかし元の英語の歌詞を調べてみれば見るほど、私はこの訳に違和感を覚えました。

  「ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る」に対応する英語の歌詞は

Jingle bells
Jingle bells 
Jingle all the way

です。ジングルベルは英語の歌詞をそのままカタカナ表記したものであることが分かります。 では直訳してみましょう。

Jingleは「ジャラジャラ音をたてる」という意味の動詞です。bellは鈴。bellsと複数形になっているので鈴は複数あります。Jingle bellsは主語の無い、動詞+目的語の文章です。中学校の英語で習ったと思いますが、この文型は命令文です。すなわちJingle bellsは「鈴を鳴らしなさい」という直訳になります。

all the wayは「ずっと続けて」という意味です。 Jingle all the wayは「ずっと(鈴を)鳴らし続けなさい。」という訳になります。鈴の音がするのは鳴らしている人が居るからです。誰かが鳴らしてくれるのを受け身の姿勢で待つのではなく、鈴の音が必要ならば自分で主体的に鳴らすべきである、という解釈が出来ます。何ともアングロサクソンっぽいと言いますか。一方で日本語訳は「鈴が鳴る」となっています。これは誰かが鳴らしているのを自分は聞いているだけといううがった解釈も出来ます。とはいえ、歌としてのゴロの良さを考えると「鈴が鳴る」にせざるを得なかったという、翻訳者の苦労もあったのではと思います。

いずれも推測や独自解釈の域を出ませんが、「鈴が鳴る」が独り歩きして元の「鳴らしなさい」が忘れられかけていることも否めません。戦後(高度成長期以降)日本人に受け身的な人が増えたことと印象が重なってしまうのは私だけでしょうか。これを機に、今年のクリスマスからは誰かに何かをして貰うのを待つのではなく、自分から率先して行動を起こすことを意識して見るのも良いと思います。

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