新年の恒例行事であります年賀状にもお作法やしきたりがあります。特に新年の挨拶表現には注意したいものです。「新年明けましておめでとうございます」は誤りです。なぜならば「明けまして」とは「新しい年になる」という意味があるからです。すなわち頭痛が痛いのような重複表現です。ですから「新年おめでとうございます」または「明けましておめでとうございます」が正しい表現となります。

そして会社の上司等目上の人に送付する場合、「慶春」とか「迎春」とか2文字の賀詞は失礼に当たる可能性があります。2文字の賀詞は目上の人には不適切であるとされているからです。「謹賀新年」は4文字ですので大丈夫です。

そして「旧年中はお世話になりました」などの挨拶を添える方も多いと思いますが、ここで「去年」という語は使うべきではありません。なぜならば「去」という文字は忌み言葉とされていて、新年のおめでたい時には相応しくないのだそうです。

お作法やしきたりは面倒かもしれませんが、きちんと出来るようになりますと教養のある人として一目置かれるようになるなど良いこともありますので、この機会に学んでおくのも良いでしょう。

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