有効求人倍率が0.5倍とも言われる昨今のご時世にも関わらず人手不足で泣いている業界があります。福祉業界だけではありません。それは警備会社です。

御縁があって業界大手の警備会社の方とお話する機会がありまして、人が足りなくて困っているとおっしゃっていました。待遇は決して悪くありません。むしろ他のアルバイトよりも良いくらいです。一日あたり9,000円程度が相場で、夜勤は10,000円を超えるようです。ステップアップによる正社員への門戸も開かれているところもあります。

警備会社の仕事は多岐にわたります。オフィスビル入口にいらっしゃる警備員はもちろん、実は道路工事の交通整理とかイベントの誘導とかも警備会社の範疇です。意識して街中を歩いてみますと、今まで気付かなかっただけで実にたくさんの警備員さんがいらっしゃるのが分かります。

警備会社の役割は「他人の生命と財産を守る」ことにあります。水と安全がもはやタダではないとささやかれるようになっている昨今、安心や安全は富裕層が積極的にお金を使う対象の一つになっています。不景気で世の中が淀んだ雰囲気になればなおさら、需要は増えてくると思います。警備会社で人が足りないのも頷けます。

こういうことはメディアでは報じられず、不景気だから警備の仕事も減っているだろうと勝手に推測してしまいがちです。しかし現場の方のお話を聞くことで初めて分かる事実もあると、改めて感じました。

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