先週末は上高地から穂高連峰に登山しておりました。
登山というものは危険と隣り合わせで、日常的に普通に出来ることにも不自由する環境ですから、知らない人でも登山者同士の助け合いが大前提です。

そしてその復路、新宿行きの高速バスにて移動する時、私はそれとは真逆の現象を目の当たりにして驚愕致しました。

1000円高速の影響か、やはり大月〜小仏トンネルでしっかり渋滞しておりました。休憩場所として予定されていた談合坂サービスエリアはその渋滞の真っただ中。それを反映してか、サービスエリアのレストランもフードコーナーもまた渋滞(行列)しておりました。

そして、フードコーナーの建物の真ん中には椅子とテーブルが沢山あります。高速道路のサービスエリアを利用する方ならおわかりかと思います。

そこでの席取りもまた壮絶なものがあります。
空いたすきにさっと入り込むのはよくある話ですし、自由席ゆえにそれくらいのすばしっこさも必要かと思います。


ところが今日は信じられないものを見てしまいました。

ちょうど空いたテーブルにあるグループがこれ幸いと座ろうとしました。
そうしたら、別の家族連れが物凄い剣幕で
「ちょっと!、そこは私達が取っているのよ!」
と言い放ちました。

なんとも凄まじいと言いますか。
もっともこれくらいはある意味よくある話。
信じられなかったのはここから。

なんと「取っているのよ」が二重構造になっていました。
さらに別の親子連れグループが
「そこ、私達が取っているのよ!」
と。

もうここまで来ると、笑っちゃうしかないですね。
さらにその二重構造の勝者に見事輝いた方、コップは一人一個と書かれているはずの無料給茶機でコップを何個も取っていました。

なんといいますか。
自分さえ良ければそれで良いのでしょうか?

そして今回の現象は「自分さえよければ」という人たちがぶつかり合ったことになります。お互いが自分の都合しか考えていませんから、到底譲ることは考えられません。そうなりましたら声の大きな人の勝ち、パワーゲームです。

知らない人同士でも相互扶助が大前提の登山から戻ってきたばかりなだけに、ショックといいますか、悲しいといいますか・・・。

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