他己紹介が注目されています。企業の研修でも盛んに取り入れられているようです。私が主催する講座やワークショップも「インタビュー&他己紹介ゲーム」でスタートします。他己紹介を取り入れる理由とメリットをご紹介いたします。

多くの交流会やワークショップ等の出だしには自己紹介が行われることが多いです。「はじめまして」も多いのだからそういう流れに疑問を持つ人も殆ど居ないと思います。とはいえ自己紹介も貴重な時間を割いて行われるのは確かです。私も多くのイベントに参加して自己紹介してきましたが、果たして自己紹介の時間を設けることにどれだけの価値があるのだろうかと考えました。

みんなで順番に自己紹介を回していきますが、他の人が喋ったことってたいてい覚えていないんですよね。声がボソボソだと聞き取ることすら出来ません。

それでもテキパキ進む自己紹介はまだ良いです。最悪なのは自己紹介を独演会の時間だと思っている人が居ることです。身の上話とか知識自慢とか、自分のことを延々を喋り続ける方です。そのような時間が必要なこともありますが、少なくとも自己紹介の時に行うべきではありません。

知人が参加したとある勉強会では、驚くべきことに4人の自己紹介に60分もかかったそうです。これは極端な例ですが、こんな時こそ主催者の仕切りの良し悪しが問われるものです。

そこで私はあえて自己紹介ではなく、代わりに「他己紹介」を行うようにしました。これは自分ではなく隣の人を紹介する方式で、通常の自己紹介の抱える問題を解決し、そして交流会やワークショップの意義ある実習項目になってくれるものです。

「他己紹介」をやっている主催者は沢山おり、いろいろなやり方があると思いますが、ここでは小生が行っている方法を紹介します。

  1. 参加者同士ペアを作る。なるべく初対面同士が組むように主催者が調整する。参加者が奇数の場合は主催者やアシスタントが1名入って偶数にする。
  2. ペアでじゃんけん等をして、どちらが先に「紹介する側」「紹介される側」なるか配役を決める。
  3. 紹介する情報を収集する為にインタビューを行う時間を設ける。このため「インタビュー&他己紹介ゲーム」と称することもある。インタビュー時間は短く設定する。小生は1分に設定。主催者は時計やタイマーで時間管理し、「始め!」「やめ!」の号令をかける。
  4. 順番に他己紹介を行う。途中までしかインタビューできず、紹介が尻切れトンボになる人が多いと思うので「今インタビューできた範囲で構いませんので紹介をお願いします。」という前置きをしておくと良い。
  5. インタビューされた側(紹介される側)の人は声を出してはいけない。補足したい衝動にかられてもガマン。
  6. 配役を入れ替えて、改めてインタビューと他己紹介を行う。
  7. お疲れ様でした。

ただの紹介のはずが、このような形式にすることで質問力やコミュニケーション能力を養う実習になります。

インタビューする側は「短い時間でいかに効率よく情報を収集するかの練習」になり、インタビューされる側は「いかに効率よく情報を伝えるかの練習」になります。即ち情報の整理とか優先順位付けとか必要な情報の選定とか、といったスキルがモノを言います。だからこそ制限時間をあえて1分だけにしているのです。制限時間があるということは、独演会状態で延々喋り続けることが出来なくなる、ということです。

またインタビューが始まると部屋が急ににぎやかになります。これにより開始前に参加者がしーんと黙っていて空気が重たくなっていた場合でも、そこに起爆剤を与えることができ、あとのワークが進みやすくなります。そして何よりも嬉しいのは「もりあがる」ということです。

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