25年くらい前でしょうか?小生が小学生だったころ、60秒ヌードルなるものがありました。調べてみたら、明星食品の60秒ヌードルQuick-1という商品で1982年の発売でした。カップラーメンはお湯を注いで3分が常識だったところに、1分で食べられるというのは小学生から見ても話題性があったと思います。テレビのCMも盛んにやっていました。

カップラーメンの待ち時間の3分って、意外と長くてまどろっこしいですよね。それが1分になるインパクトは大きいし、忙しくて待つのが嫌いな人が増えている現代こそ売れそうな商品です。にもかかわらず、なぜ無くなってしまったのでしょうか?

理由は「伸びてまずくなるから」です。麺は食べている間も伸びます。待ち時間が3分の普通のカップラーメンならば気にならない程度ですが、60秒ヌードルの場合、無視できない程に伸びてしまうのだそうです。小学生のころ、私はまずくなった記憶が無いのですが、それは食べるのがものすごく早かったのか、子供ゆえ味覚が発達していなかったのか、分かりませんが。

いずれにせよ、味わって食べたい大人には不評だったのかもしれませんね。実は3分という時間には重要な意義があったというわけですね。カップラーメンに限らず、待ち時間には然るべき理由があるということです。闇雲に短縮しようって考えると良くないことがあるかもしれないわけです。

とはいえ、このような現象が判明したのも、あくまでも60秒ヌードルなるものを世の中に出そうと思った方々がいらっしゃったからこそです。「やってみた」という姿勢は評価されるべきだと思います。私たちはその教訓を有難く受け取って自らに活かすのみです。

ワンド8関連するタロットカードの意味解釈:ワンド8

(主に逆位置で)スピード感があることが裏目に出ることもある。早ければいいというものでは無い。




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