先日、世間で話題になっているあるスピリチュアル系セミナーが終わりました。私の複数の知人も参加していたそうです。聞いた話によると、非常に強力で、他の技法は要らなくなるとか、大いなる変容が訪れるとか、いわゆる凄いと思わせるような話が、いろいろありました。毎回3桁の参加者となるそうですが、一年近くも先のセミナーが募集開始からすぐ満員になるそうです。

その凄さとは裏腹に、私にはある疑問が生じました。

セミナーの主催者自身は有名なセラピストとして大成しています。だけど、このセミナー受講者の中で大成したという人の話があまり聞こえてこないのです。大成まで行かなくても、この技法で活躍しているセラピストの話も聞こえてこないのです。何百人も参加するセミナーが年に複数回行われているのですから、「希少価値」があるとは思えないのです。まだ昔ながらのシンプルなレイキ・ヒーリングの方が活躍しているセラピストの話が聞こえてくるくらいです。

もしかして、主催者だけが大成する「見えない仕組み」でもあるのかな?それとも、単に私が知らないだけなのかな?

そこで先日、私が信頼しているセラピストさんの一人にこの話を持ちかけてみました。すると、「日本のスピリチュアル界というものは、依存症候群に陥っている」というお話がありました。曰く、一定期間ごとに一つ流行るのだそうです。

ホニャララとか、ウンタラとか、ペケペケとか、言われてみると次から次へと出てきては話題になっています。

だけど、全部主催者に持っていかれていて、主催者は贅沢な暮らしをしていることもあるって言われました。下手すると、参加してそのままセミナーに集金されているに過ぎないかもしれないとのことです。なんだか、英会話は必須と煽って急拡大して倒れた某英会話スクールとオーバーラップしました。

ちゃんと自分の軸をもって生きている人ならば、セミナーを自分の糧として役立てるのでしょうけれど、依存症候群の人ならば、主催者に「寄付」してそこまでになってしまうのでしょう。そして依存症候群の人々を利用する「仕掛け」が存在しているということです。

私は話を聞いていて恐ろしくなりました。自立ってたった2文字の単語ですが、いかに重みのある大切な言葉であることを、改めて感じました。「仕掛け」に惑わされないようになりたいですね。

カップ7関連するタロットカードの意味解釈:カップ7

本物だと思ってみているものが、実は幻想ではないだろうか。物事の判断基準を自分の外に求めると、真実に気づけなくなることがあります。

インディゴエイジ タロットセラピー・アレクサンドロ原田公式サイト