さほど高価でも無いのに、「金銭的な理由で出来ません」と言う方、周りにいらっしゃいませんか?私の周囲にも居ました。

 彼は22枚組のタロットカードを持っていましたが、ちゃんと勉強したいので78枚組のタロットカードを欲しがっていました。ところが自分は学生で「金銭的な問題で」購入出来ないというのです。

 タロットカードはプロが使うものでも2,000円〜3,000円で入手できます。彼は自分用のメールアドレスや携帯電話、そしてインターネットに接続できるパソコンを保有している状態なので特段貧乏とは思えません。
 このような学生を調べてみると、実は3,000円程度のお金は持っているものなのです。でも大抵惰性で参加している飲み会に毎月何千円、下手すると1万円以上使っていたり、なんとなくいじっているケータイ代で何万円も使っていたり、継続は力なりを勘違いして毎号買っている雑誌が何冊もあったりするのでお金が残っていないに過ぎないのです。

たとえ学生であっても、このような価値を生んでいないものを整理することで3,000円程度は容易に用意できるものです。それを出来るかは本人の意識の問題です。

 結局購入できないのは金銭的な問題ではなく、本人の意識的な問題なのです。平たく言うと彼には本気でタロットカードを勉強しようという域に達していなかったのです。

 自分の意識の低さを認めたくないが為に、金銭的な問題というもっともらしい出来ない理由を言うわけです。意識が高ければ、どうしたら「金銭的な問題」と称する課題をクリアできるだろうか?という発想が出来るはずです。

 勿論本当に「金銭的な問題」である課題も世間には存在します。例えば発展途上国で不当搾取によって一家の収入が少なく、子供を学校に通わせることすら出来ない、といった課題です。このように社会構造が絡んでいるような、本人の意識だけの問題では解決できない課題になって初めて「金銭的な問題」という外部要因を指す言い方が出来るわけです。

 でも例示した彼の場合は本人の意識の問題で解決できる範囲です。結局、あちこちで耳にする「金銭的な問題」の多くは「本人の意識の問題」が本質であるように感じます。

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