deathタロットカードの一枚にDeath(死神)があることは一般的にも良く知られています。番号も13番であり、不吉なカードとされています。確かに何かが終わる、何かを壊す、という意味で読み取るのが一般的とされています。

 だが、終わるとか破滅という意味だけでしょうか?何かが終わるということは新しいものが生まれるということです。例えば会社を辞めて新しい人生を始めるなど。単純に破滅といった意味だけで取ることにずっと疑問をもっていました。すなわち「生まれ変わり」ではないかと。

 さらに言うと、終わらせた後に来るものにフォーカスを当てているのです。むしろ本当に望んでいる状態にするために不要なものを捨て去る、という意味なのです。

  こう考えると不吉どころか本当の意味での成長を促すという「良い意味」のカードではないでしょうか? そうすると例えば付き合っている人との相性について占った時、死神のカードが出たとします。二流のタロットカード解説書だと「別れます」としか書かれていないのでしょう。

 だが、本当の意味は例えば「お互いに誤解しあっている部分やわだかまりなど、不要な感情を捨て去りましょう。そうすれば良い関係になれますよ。」と取ることができるでしょう。

  非常に奥が深いです。ところで世の中で成功した人とは「死神」の力を上手くつかっているのではないでしょうか?例えば日産をV字回復させたカルロス=ゴーンは、しがらみで付き合っていた取引先を最低限に切り捨てる、不採算部門を閉鎖するなど、まさに不要なものを壊すという「死神」の力を使いました。

  既成概念や古い常識を壊すというのも「死神」の力でしょう。例えばSONYが初めてウオークマンを企画したとき、再生専用のプレーヤーなんて売れるはずがない!という上層部の猛反対があったそうです。それを押し切って発売したわけだが、結果どうなったかはいうまでもないですね。企画者は上層部が持っていたこれまでの常識を壊したから成功したのです。

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